国際化がすすむ中で海外と提携する高校が増加【大阪】
大阪の住吉高校についての特色
国際化が叫ばれ、語学教育に力を入れ、海外の学校と提携する高校が最近多くなってきました。
そんな中で大阪府立住吉高校(大阪市阿倍野区)はひときわ特色ある教育内容で注目を集めています。
それは生徒が各自の研究テーマを持って臨む海外への修学旅行です。
公立校ながら生徒の20人に1人が他国籍という珍しい環境の学校です。
単なる語学教育や国際交流とは一線を画した取り組みをされています。
住吉高には国際文化科と総合科学科の2学科があります。
「国際・科学高校」を掲げ、世界に通用する国際人育成と、体験重視の理系教育が2本柱になります。
国際理解教育の面では、平成13年度に韓国・清潭高校と姉妹提携。
毎年、両校それぞれ20~25人の生徒が互いの学校を訪問し合っています。
さらに昨年度からは、両科の2年生全員が4泊5日ほどでアジアの国を訪ねる「海外スタディツアー」をスタートしました。
今年の10月の台湾ツアーでは、国際文化科の約160人がホームステイを体験しました。
「今の時代、海外へ修学旅行に行く学校、国際交流に取り組んでいる学校は数多い。しかし、わが校は『交流』を一歩進めて『学び合い』に高めている。単なる海外旅行ではありません」
中野悦次校長はこうおっしゃられていたみたいです。
例えばホームステイに臨む時は
「祭り」「スポーツ」「宗教」「政治」
など、その国で学ぶテーマを生徒自らが定めなければなりません。
また訪問前に十分な下調べをして、帰国した後は、現地で聞いた内容や感じたことをレポートにまとめるみたいです。
国際文化科長を務める山中啓子首席教諭は
「ホームステイ前には不安そうだった生徒も、『やればできる』という達成感を得て戻ってきます。卒業するころには、自分の国とは違う考え方、風習に対し、物おじすることもなくなっている」
とおっしゃられています。
このほか、台湾の中山女子高級中学、韓国の韓一高校などとも定期的に交流行事を開催してます。
日頃の授業の中でも、英語の小人数授業や複数教員授業、英語合宿、第2外国語の導入など、語学力に重点を置いた指導が行われているみたいです。
また、在日韓国人ら日本国籍以外の生徒を多く受け入れていることも住吉高校の特徴です。
その数は全校840人のうち約50人を占めます。
海外との交流では、こうした生徒たちが大きな役割を果たしています。
中国籍で2年生の前川俊幸君は、台湾を訪れた際に中野校長のあいさつを中国語に翻訳しました。
韓国の高校との交流行事で司会を務めた2年生の梁志香さんは
「どの国籍の生徒も自分の個性を十分に発揮できる点が、この学校のいいところ」
中野校長は「母語を使って通訳や司会をこなすことは彼らにとって大きな自信につながる経験」
といい、「さまざまな事情を抱え入学してきた生徒たちと日常的に学び合い、理解し合うことは、日本人の生徒にとっても糧になる」
と話している。





