おおさか・まなび舎-大阪府教育委員会の大阪版「夜スペシャル」
放課後の無料授業「おおさか・まなび舎」
大阪府教育委員会は今年2008年の2学期から、公立の小中学校を対象として放課後の無料授業「おおさか・まなび舎」をスタートさせる事になりました。
全国学力テストの成績低迷を受けて橋下徹知事が
「大阪維新プログラム」
で打ち出した施策の一つで、地域が取り組みを支援する点など、東京都杉並区立和田中学校の特別授業「夜スペシャル(夜スペ)」と共通する部分が多くみられます。
「大阪版夜スペ」は学力向上の突破口となるといいですね。こうやって公的な場所で子供たちがより勉強に対して前向きになれると本当にいいと思います。
この「おおさか・まなび舎」は、現在大阪府内の約50小学校で行われている放課後の補充学習を大阪府内全域に拡大する取り組みです。
小学校・中学校の全学年を対象にして、元教員や教職を目指す大学生、塾講師の指導のもと、放課後に1日2時間、週2回の補習授業を行います。
9月から政令・中核市を除く200小学校(全528校)、政令市を除く129中学校(全291校)でスタートさせて、来年度は400校と200校に拡充する予定です。
そして、平成22年度には完全実施する予定です。
大阪府教育委員会によると、現在講師の確保などはおおむね順調に進んでおり、7月末現在で小学校150校、中学校128校で準備が整っているという事です。
とても楽しみですね。
「おおさか・まなび舎」と「夜スペ」の最大の共通点は、地域が補充授業の後押しをする点です。
保護者らでつくる和田中学校の学校支援組織「地域本部」にあたる「学校支援地域本部」を大阪府内291中学校区に配置、各校の取り組みの支援に加えて、学校のホームページづくりや部活動にも協力してもらう形になります。
「夜スペ」を発案した和田中学校の藤原和博前校長は
「東京に比べしっかりと地域社会が残っている大阪でこそ、『和田中モデル』は効果を発揮する。夜スペの場合は1校だけの取り組みだったが、府内全域でやれば和田中を超える成功例も出るかもしれない。」
学校と地域の協力を推進する組織が多くの市町村で整備されている大阪府には、教育に地域が参加していく土壌が既にあるのだという。益々期待できますね。
藤原氏は、「おおさか・まなび舎」の実施に向け大阪府内の教育委員会の担当者らの相談にも応じてくれているそうです。
アドバイスを受けた池田市教育委員会の担当者は「放課後授業で外部人材をどう生かしていくかの参考にしたい」と話しているみたいです。
一方、「夜スペ」が有料で行われているのに対して、「おおさか・まなび舎」の事業費は大阪府や各市町村が負担するそうです。教材作成も大阪府教育委員会の主導で行うことになっており、平成20年度予算の「学習ツール開発・実践事業」の枠内で問題集の開発などを行うことになっています。
全国学力テストでは、他の都道府県に比べ学力中・低位層が多く出て、家庭学習時間も短いという結果が示された大阪府です。
大阪府教育委員会は「放課後学習が学習習慣の定着と学力向上につながるよう、市町村教育委員会と連携し取り組みを進めていく」としています。
これが、大阪の活性に繋がっていくことを期待したいですね。




